Dentalism No.21
34/36

 5月中旬、石巻市雄勝町で「男の介護教室」が開かれました。この教室は、東日本大震災で無歯科医地区となった雄勝町に赴任した河瀬聡一朗氏が、在宅で妻や家族の介護で苦労している男性に、介護食作りや介護のノウハウを支援するために昨年から開催しているもの。今年も茨城県笠間市から同窓の先輩『はなわ歯科』院長塙章一氏(61)が駆けつけ講話と「パッククッキング」の調理実習を行いました。実習では妻の由紀子副院長が管理栄養士とともに、蒸し鶏や白菜とバラ肉の重ね煮、蒸しパンなど9品の調理を指導しました。 講話のなかで塙氏は、動物にとっては「食べること」が生きる基本であり「すべての動作は食べることにつながっている」として「食べる流れのなかにバリアーを作らない」ための18年に及ぶ笠間市の「食のバリアフリー」活動を紹介しました。 出発点は1997年に始まった笠間市の訪問歯科保健事業。在宅で治療が受けられない、また入れ歯を外して食べられない状態の高齢者が多い現実に直面して、塙氏は「口にトラブルがあっても美味しく食べられる『義歯食』を広めよう」と、一緒に回った市の歯科衛生士や管理栄養士とともに「歯科保健三人衆」として大活躍、義歯食の試食会や歯科医師会主催の公開講座開催へと輪を広げました。 さらに県の窯業指導所や地元の陶芸作家の協力を得て、縁に返しをつけた皿などユニバーサルデザインの笠間焼作りに挑戦。活動は「食べること」を軸に多職種が連携して生活環境を改善する「人にやさしい街づくり」に発展しました。 塙氏たちは「義歯食」をベースに口や体にハンデがあってもなくても、家族と一緒に楽しく食べられる食事「楽食」を考案。ビーチ博士の「0コンセプト」を応用して「食べる能力」の指標を作り口腔ケアや食材・食器の選択、食べる姿勢などの支援を行って、介護や生活習慣病を予防する「楽食」の普及を進めました。今では志を同じくする市内のレストランも「楽食」メニューを提供して喜ばれています。 塙氏は今新しい素材の介護食器の開発をはじめ、食文化を凝縮した「弁当」プロジェクトに情熱を傾けています。氏の「楽食」へのさらなる挑戦が続きます。義歯食から〈楽食〉の街づくりへ 文・菊池恩恵[デンタリズム]発行人/寺西秀樹編集人/丹羽麻理発行所/株式会社 金沢倶楽部〒104-0045東京都中央区築地4-1-12ビュロー銀座TEL 03-3544-5939FAX 03-3544-5934歯科業界のコミュニケーションマガジン『Dentalism(デンタリズム)』は、第20号も、多くの皆様から反響をいただきました。その中の一部をご紹介いたします。「『デンタリズム』は、届く号と届かない号があるようなのですが、毎号送って欲しい」同様のお問い合わせ多数。 福島県 K歯科様 福岡県 S歯科様 長崎県 D歯科様過去に『デンタリズム』のお届けがあった場合は、配送休止のご要望がない限りは、毎号、歯科医院様には必ずお送りしております。Ciメディカル様の商品カタログや商品のセールチラシ等と一緒にお送りさせていただいております。基本的には、春、夏、冬と年に3回の発行(日時は不定)です。各種DMなどにつきましては丹念に内容物を確認下さいますようお願い申し上げます。「『デンタリズム』20号が届いたのですが、バックナンバーも見たいので、ぜひ送って欲しいのですが」 大阪府 N歯科様 福島県 K歯科様 神奈川県 Y歯科様 福岡県 A歯科様『デンタリズム』は、毎号8万部〜9万部を印刷・発送しておりますが、全国の開業歯科医院や業界関係者の元へお届けした後は、配布用の見本誌は残っておりません。ホームページ(http://www.dentalism.jp/)上でデジタルブックをアップしており、各頁、各号ごとに印刷も可能となっております。ぜひそちらで内容をご確認くださいますようお願い申し上げます。「『デンタリズム』で紹介されている歯科医師や歯科衛生士などについては、何か掲載の基準はあるのでしょうか?」 愛知県 Y歯科様 岐阜県 K歯科様デンタリズム編集部の独自調査に加え、歯科関係者からの推薦なども加味しながら、取材対象者を決定しております。日頃よりデンタリズムをご愛顧下さり、メール等でも情報をお寄せ下さっている方々にも深謝いたしております。「『デンタリズム』の宛先が#NAMEで届きました。Ciメディカルさんの商品などは普通に届いていますが、他でも同様のことが起こっていると困ると思って連絡しました。住所の一部も修正してください」 東京都 T社様わざわざご連絡を賜りありがとうございました。発送データなどを確認・修正させていただきました。なお『デンタリズム』では、取材依頼や告知協力して欲しいというご相談につきましても随時受け付けております。お電話またはホームページの問い合わせフォームよりご連絡くださいませ。そのほか、今号も多くの皆様よりお電話やメールなどで、お問合せやご要望をいただきました。本当にありがとうございました。■編集後記笠間のはなわ歯科前で(左が塙氏)雄勝「男の介護教室」の塙氏。主催した河瀬聡一朗氏と菊池恩恵(きくち・めぐみ)1953年岩手県出身。歯科医院の経営を支援する株式会社コムネット代表。http://comnt.co.jp/

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です