Dentalism No.20
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24■はじめに歯科材料と臨床手順は、この数十年で劇的に変化した。恐らく、この20年間に起きた主要な進歩はインプラント学と接着歯科学の分野だが、最も重要な変革はデジタル歯科学の発展だ。これらの変化は確かに、診断やいくつかの治療手順を簡便にしたが、機能や生物学的側面といった基本的な知識・技術が必須なことに変わりない。同時に、セラミックやコンポジットレジンは大きく進歩し、患者の審美的な要求を満たす一助となっている。■適応症臨床医が顔貌と歯科審美パラメータを詳細に理解していることが、これらの適応症にとっての基本的な前提条件となる。臨床医は実際の症例が示すさまざまな“課題”を理解し、多くの専門分野にわたる観点から症例に対応するための適切な治療計画を立てる必要がある。歯の大きさは、歯肉の審美性および顔貌の外観に応じて検討しなければならない。もし、隣在歯とカントゥアや質感が合っていない、あるいは歯肉縁の最高点が明らかに左右非対称ならば、美しいダイデジタルツールを用いた真のスマイルデザインDental Tribune International(本社:ドイツ・ライプチヒ)は、2003年に月刊紙Dental Tribuneを創刊した出版社としてスタート。その後、新聞、雑誌などのプリントメディアに加えてデジタルメディアも発行。現在、130種を上回るプリントメディアとウェブメディアは世界90か国、30言語で、65万人の歯科医に読まれています。「CAD/CAM」はDental Tribune International発行の歯科用デジタル技術専門誌。翻訳/株式会社メディカルトリビューンレクトベニアを作っても意味がない。また、例えば傾斜した咬合平面や上顎正中線が顔面正中線からずれている場合、結果は満足のいくものにはならないだろう。■写真による 適切な分析の重要性もう一つの重要な側面は、患者の“スマイル”と見栄えの適切な分析だ(図1、2)。写真を撮る時、人は恥ずかしがる傾向がある。ましてや写真を撮る人がプロのカメラマンでなく、場所が歯科医院でDr. Eduardo Mahn, Gustavo Mahn (DDS, DMD, PhD, lecturer at the Universidad de los Andes in Santiago, Chile), Dr. Gustavo Mahn (DDS, lecturer at the university Finis Terrae in Santiago, Chile), Dr. Carlos Cáceres (DDS, lecturer at Universidad del Desarrollo in Concepción, Chile), Dr. Luis Bustos (DDS, lecturer at Universidad del Desarrollo in Concepción, Chile), Dr. Christian Coachman(DMD, MDT, private practice in São Paulo in Brazil)CAD/CAM(2014;4:6-10)あればなおさらだ。図3の口腔内写真には、明らかな正中離開と一部石灰化不全がある両側の中切歯に加え、確実に何らかの治療を要する下顎にある左右の側切歯の大きな変色部位が認められる。治療計画で検討しなければならない要素を見逃さないためには、患者と日常的な会話をしながらビデオを撮ることも大切だ。会話は患者をリラックスさせ、滑稽な言葉や馬鹿げた一言が時に自然な笑顔や笑いを呼び起こすことがある。図3図2図1

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