Dentalism No.20
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15レーザーを用いてエナメル質を修復。むし歯や象牙質知覚過敏の治療に期待。歯の表面部分を占めるエナメル質は、一度欠損してしまうと二度と再生しない組織だ。むし歯や摩耗などで欠損した場合、これまでは主にレジンなどの高分子材料が修復に用いられてきた。しかし、レジンは歯の素材と全く異なるため、歯との間に亀裂や剥離を生じる問題や有機成分によるアレルギー反応の間題が指摘されている。 本来、歯の治療は歯の主成分であるハイドロキシアパタイトを用いて行うことが理想的だが、セラミックスであるハイドロキシアパタイト同士をくっつけることは非常に困難なため、これまでこの材料による治療は実現されていなかった。 そんな中、近畿大学生物理工学部医用工学科の本津茂樹教授らの研究グループは、Er: YAGというレーザーを用い、ハイドロキシアパタイトの膜を直接歯に堆積させ、エナメル質を修復する技術を開発した。研究チームは歯を削ることができるレーザーを、歯の表面上でハイドロキシアパタイトのターゲットに照射すれば、ハイドロキシアパタイトの微粒子が歯の上に飛散して付着することで膜になると考え実験し、エナメル質の修復に成功。象牙質上に膜を形成させると、ハイドロキシアパタイト膜が人工エナメル質となって象牙細管を封鎖するため、象牙質知覚過敏の治療にも応用できることもわかった。 この新技術は、ハイドロキシアパタイトを用いるため、アレルギー反応を起こす心配がなく、むし歯や象牙質知覚過敏の治療に有効であるばかりでなく、歯質の保護、エナメル質の亀裂の修復、審美歯科にも応用できると期待されている。口腔内でのエナメル質の修復(左)と人工のエナメル質形成による象牙細管の封鎖(右)近畿大学生物理工学部医用工学科本津茂樹 教授アパタイトターゲットコンタクトチップ唾液分泌促進効果のある 「ポリグルタミン酸」 配合唾液には、食物の消化作用や抗菌・抗ウイルス作用のほか、歯の保護や再石灰化、粘膜の保護や修復作用など、口腔内に欠かせない重要な働きがあるのは周知の事実だが、現在、ドライマウス(口腔乾燥症)の潜在患者は800万人以上ともいわれ、口腔内のうるおい不足で悩みを抱えている人は少なくない。ドライマウスの原因としては、老化やストレス、食生活や薬の副作用などが考えられるが、症状としては口臭や歯垢の増加のほか、重症化すると舌表面にひび割れができたり、舌の痛みで食事が摂れなかったり、しゃべりずらくなったりする。そういった人におすすめしたいのが唾液分泌促進作用のある「ポリグルタミン酸」を配合した「うるおいタブレット」だ。唾液分泌を促進する有機酸は、即効性のある効果しか得られないのに対して、「ポリグルタミン酸」は30分間までは継続的な分泌を促進する。また、クエン酸とダブル配合することで、即効性と持続性も実現している。既に機能性菓子やスポーツ飲料、洗口液、濡れティッシュなどへの利用が広がっており、「ポリグルタミン酸」は、今後は介護分野への応用も期待されている。今回、『Ciメディカル』から発売された「うるおいタブレット」は、『明治フードマテリア』から原料供給を受けて開発されたもの。さわやかなレモン風味で、砂糖は不使用。ドライマウスで悩む人たちに安心して提供できる健康補助食品なのである。うるおいタブレット 1袋(60g/約60粒)838円(税込)10袋(1カートン)以上1袋あたり798円(税込)購入はCiメディカル3月セール冊子P4より

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